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症例5:上顎前突を矯正治療にて改善した1例

症例投稿となります

今回は上顎前突(いわゆる出っ歯の状態)を矯正治療にて改善した例をご紹介します

16歳女性 歯並びの改善を主訴に来院されました

問題点としては上顎中切歯捻転(上の真ん中の歯が捻じれていること)前歯の突出感、上下歯列狭窄歯列弓による歯列アーチ形態の不正、大臼歯関係が左側Ⅰ級(正常と言われるかみ合わせ)右側Ⅱ級(出っ歯になりやすいかみ合わせ)等が挙げられます

診査診断の結果、下顎の叢生(歯が重なって生えてしまっていること)が軽度なこと、臼歯の咬合はこれで成立していること、抜歯本数を減らせることを考慮して上顎左右第一小臼歯のみの抜歯にとどめ下顎は抜歯することなくラビアルブラケット(歯の表側に矯正装置を付けること)ストレートワイヤー法で矯正を行っていくこととなりました

 


※撮影の方法を変更したためBefore Afterの比較性が悪いことをお詫びいたします

1年7カ月の治療期間の後、ブラケットを外した結果がこのような状態となります
上顎の抜歯したスペースも閉じ、良好な審美性を得られたと共にかみ合わせも以前の状態と変わらず食事等に困ることもありません

治療費(現在)
検査費用35000円
治療費700000円
チェック料(月1回)5500円×1年7カ月(19カ月)

矯正治療は保険適用外となります
またブラケットを外した後は歯が元の位置に戻ろうとする力がしばらくの間働く為、リテーナー(後戻り防止装置)の装着と定期検診が必要となります
矯正治療においては抜歯が必要ではなかったり、顎の狭さによっては抜歯の本数が増えたり症例によるところがありますのでご相談ください

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